心が疲れてしまったときには音楽を聴こう

仕事、学校、恋愛、人間関係……。何もかもうまくいかないときは、誰にでもあります。

人生に疲れ切ってしまったあなたのために、疲れた心を癒すようなやさしい歌を30曲紹介します。

今回紹介するのは、そのどれもがつらいときの僕を支えてくれた宝物のような歌です。

これらの歌を聴けば、皆さんの心もスッと軽くなるはずです。

 

書いているのはこんな人

今回の記事で紹介する曲のSpotifyプレイリストはコチラ。

くだらないの中に/星野源

何気ない日々のワンシーンの中に愛があふれていることに気づかせてくれる曲です。

醜いところも汚いところもすべてを肯定し、包み込んでくれるような優しさが感じられますね。

星野源さんの人柄があふれ出る温かい歌声と美しいアコースティックギターの音色も魅力。

 

世の中のことわからない/キイチビール＆ザ・ホーリーティッツ

キイチビール＆ザ・ホーリーティッツ、とにかくゆるいです。

ポップで穏やか、でも楽観的なだけではないのがこのバンドの魅力です。

「物足りないような日があっても、それはそれでいいんじゃない？」

毎日やることがいっぱいで目が回ってしまうような皆さんに聴いてほしい1曲です。

 

ためいき/DIALUCK

大阪・寝屋川のガールズバンド・DIALUCK（ダイアラック）。

繰り返されるギターのフレーズと流れるようなラップ調の歌が特徴です。

落ち込んでしまったとき、どんな言葉でも元気になれない場合もあります。

無理に元気づけるのではなく、隣に座ってくれる友人のようなやさしい曲です。

 

波に名前を付けること、僕らの呼吸に終わりがあること。/キタニタツヤ

ヨルシカのベースや様々なアーティストとのコラボで注目を集めるキタニタツヤさん。

美しい歌詞とドラマチックな展開が魅力の歌。

生きている意味がわからない、自分のことを好きになれない方にぜひ聴いてほしいです。

 

ハッピーエンド/andymori

andymoriの魅力は、純粋さです。

些細なことで心を痛めてしまうのは、優しくて純粋だから。

「大人になりきれず、周りに取り残されてしまっている」

そんな方に特におすすめの歌です。

 

言い得て妙/梅川椋

「下を向く人の逃げ場を作る」をテーマに活動するシンガーソングライター・梅川椋（うめかわりょう）さん。

誰もが経験したことのある、もしくは経験することになる感情をポップに、歌った作品です。

大人になるか、純粋で綺麗なままの子供でいるのか。

大人になれないと感じるあなたを肯定する歌です。

 

二十九、三十/クリープハイプ

いい加減もう大人だけど、若者というには歳をとりすぎていて、中年というには若すぎる。

人生の転換点、29歳から30歳になることについて歌った曲です。

周りの環境や置かれる立場は変わり始めるけれど、中身は変わっている気がしない。

そんなあなたの背中を優しく押すような歌です。

 

三年間/澤田空海理

ある2人の、何気ない3年間を歌ったラブソングです。

どうでもよくて、くだらないけれど幸せな日々の描写に心温まります。

日常の切り取り方と、そこから聴き手に想像をさせるのが非常に上手いアーティストです。

 

「私の最後の日」/ユアネス

人生の最後を歌った、繊細でドラマチックなこちらの歌。

水のように澄んだサウンドが、すっと心に染みわたります。

まるで映画のエンディングのような壮大な楽曲を、各メンバーの確かな演奏力と歌唱力で下支えしています。

 

マニーハニー/Helsinki Lambda Club

『マニーハニー』は、ダイヤモンドのように輝く人生と素直になれない自分を歌った楽曲です。

辛いことや傷つくことも多いですが、この楽曲のようにユーモラスにキャッチーに生きてみたいものです。

この歌の中には、人生を楽しく、前向きに生きるためのヒントがあります。

 

ぼくらはつながってるんだな/清竜人

「自分なんて生きている意味がない」、そう考えてしまうあなたに聴いてほしい歌です。

自分もわからないところで誰かと繋がっていて、あなたのおかげで生きられている人もいるのかもしれませんよ。

逆も然りで、どこかの誰かが生きていることであなたが生きられている、ということもあるかも。

ゴスペル調の優しくて陽気な歌に元気づけられること間違いなしです。

 

ナイトフィッシングイズグッド/サカナクション

『ナイトフィッシングイズグッド』は、無為な日々とそこにわずかに差し込む光を歌った楽曲です。

文学的な歌詞や、バラード→合唱→ダンスミュージックと移り変わっていく多彩な曲調が魅力。

人生の絶望と希望を「夜釣り」に喩え、美しく表現した歌です。

 

ばらの花/くるり

シンプルな構成ながら非常に抒情的な「ばらの花」。

不安な気持ちを歌うこちらの楽曲ですが、歌詞は前向きです。

思いっきり泣いたり笑ったり、色々な経験をしてみましょう。

たくさんの不安を味わいつくした後に、安心はやってくるのかもしれません。

 

そなちね/Tempalay

Tempalay（テンパレイ）の特徴は、サイケデリックなサウンドです。

聴こえてくる音も構成も気持ち悪いのに、しっかりとキャッチーで美しくまとまっているから不思議です。

『そなちね』は、北野武監督の映画『Sonatine』に着想を得て作られた楽曲です。

生まれて死ぬことの美しさを歌ったこちらの楽曲はサウンドも個性的ながら非常に美しくなっています。

 

向こう髪/君島大空

君島大空さんの『向こう髪』は、クラシックギター1本と歌のみの楽曲です。

ミニマルな編成でありながら、非常にリズミカルで推進力を感じさせます。

今にも消えてしまいそうな儚い歌声で歌われる希望に満ち溢れた歌詞が美しいです。

 

夜と朝のあいだ/マカロニえんぴつ

『夜と朝のあいだ』は、引き語り形式のラブソングです。

それまでのひねくれてやさぐれた歌詞から一転したストレートなサビに胸が熱くなります。

すれ違いばかりの日々でも、2人で一緒に幸せを探していきたいんだ。

そんな思いが感じられる楽曲です。

 

Love Is Over/chelmico

chelmicoはRachelとMamikoのラップユニットです。

等身大でポップな歌詞と楽曲が魅力です。

この歌も失恋ソングではありながらも、決して悲観的過ぎず明るい気持ちになります。

chelmicoの2人の楽しい人柄がよく表れた楽曲ですね。

 

夜のジェットコースター/Laura day romance

Laura day romanceは、男女のツインボーカルが特徴。

『夜のジェットコースター』は、キュートでポップなラブソングです。

夜に家を飛び出して好きな人のところまで会いに行くドキドキが感じられますね。

ゆったりとした抜け感のあるサウンドに注目が集まるおしゃれなバンドです！

 

光るとき/羊文学

『光るとき』は、アニメ『平家物語』のために作られた楽曲。

このアニメの主人公は、未来が見える女の子。

彼女は、平家が滅亡することを知っている状態で、平家の人々と生活します。

結末が決まっていたとしても、今を大切に生きていきたい。

永遠なんてない世界で、今を駆ける命の輝きを力強く、美しく表現した歌です。

 

怪獣の腕のなか/きのこ帝国

『怪獣の腕のなか』は、まるで子守歌のように心のやわらかい部分に触れるような歌です。

疲れや苛立ちから、誰かを傷つけるようなことを言ってしまったり、心を閉ざしてしまったり。

「そんな行動をとる必要はないんだよ」と優しく包み込んでくれますよ。

この歌を聴いている間は、日々の嫌なことを忘れて優しい気持ちになれます。

 

タイムマシーンにのって/PUNPEE

『タイムマシーンにのって』は、ゆるいラップとメロディアスなトラックが特徴です。

歌詞も非常にエモーショナルで、「過去に戻れたら」というテーマにも関わらずどこか前向き。

過去を後悔するのではなく、「まぁでも結局戻れないよね」と開き直るような明るさがあります。

過去には戻れないですが、未来の自分に向かって「今のところはいい調子」と伝えていけたらいいですね。

 

I’m sweet on you(BABY I LOVE YOU)/Cody・Lee(李)

2人が大人になっていく過程と、一緒になるにはまだ早すぎたという別れを歌った歌です。

抒情的なストリングスと緻密に積み上げられた日常風景の描写が切なさをさらに引き立たせます。

照れ隠しの括弧書き(BABY I LOVE YOU)がいじらしいですね。

上で引用しているクライマックスの歌詞もかわいらしく、大きな愛が伝わる描写ですね。

Cody・Lee（李）の楽曲には映画や音楽をオマージュした歌詞が多く、調べてみるのも面白いかもしれません。

 

PEACE/sooogood!

『PEACE』は、「至極当たり前な日常の素晴らしさへの想い、願い」を歌っています。

アップテンポでハッピーな雰囲気とつぶやくようなボーカルが癖になります。

心がもやもやしている時も、これを聴けば楽しい気持ちになってしまいます！

 

お風呂あがりの/RADWIMPS

『お風呂あがりの』は、アコースティックギターの美しい音と流れるようなメロディーが特徴です。

一緒にいてもどうしても感じてしまう満たされない寂しさを歌った歌詞は誰でも共感できるのではないでしょうか。

 

どうでもいいけど/never young beach

『どうでもいいけど』は、穏やかな休日の朝を歌った等身大の歌です。

バンド名の通り、海岸を連想するような陽気で穏やかなサウンドが歌詞とマッチしています。

この曲はどうでもいいことを歌っていて、深いメッセージ性があるわけではありません。

それがまたいいんです。

深いことを考えずに、穏やかな朝に聴きたい歌です。

 

人生は夢だらけ/椎名林檎

『人生は夢だらけ』は、椎名林檎さんの人生観が現れた歌です。

「近寄れば悲しく離れれば楽しく見えてくるでしょう」

辛いことも苦しいことも多い人生ですが、トータルで見れば案外いいものなのかもしれません。

誰のものでもない、自分の人生を楽しんで生きていこうと思わせてくれる歌です。

 

バウムクーヘン/フジファブリック

「自分は不器用で生きるのがへたくそだな……」と感じる方に聴いてほしいのがフジファブリックの『バウムクーヘン』です。

この歌は、素直になるのは怖いけれど自分のことはわかってほしいという気持ちを歌っています。

素直になるのって案外難しいですよね。

「うまくいかない日もつまずいてしまう日もある」

自分を否定してしまう気持ちを優しく包み込んでくれる歌です。

かつて天才だった俺たちへ/Creepy Nuts

自分を過小評価して落ち込んでしまう人におすすめなのがこの歌です。

みんな、子どものころは何でもできるような気がしました。

だけど、周りからの言葉や自分の思い込みからどんどん可能性を狭めていってしまいます。

思い込みはすべて捨てて、時が来たら勇気を出して一歩踏み出してみるのもいいかもしれません。

頑張るあなたの背中を押す歌です。

 

Grace/藤井風

本当の自分を抑え込んで疲れてしまう人におすすめなのが『grace』。

この曲は、自分の中にいる「本当の自分」を見つけ出す過程を描いています。

「本当の自分」に出会えたのならば、できないことなど何もない。

臆病な心を勇気づけてくれるとともに、藤井風さんの温かく優しい人間性に心をほぐされるような歌です。

 

贅沢とユーモア/ドレスコーズ

人生の楽しさや辛さをユーモラスに歌ったこちらの曲。

悲観的でひねくれた歌詞なのにどこかかわいらしさを感じます。

ブラスバンドのようなハッピーな曲調に心が躍ります。

辛い人生でもユーモアたっぷりに生きていきたいものですね！

 

リラックスして、明日からもがんばろう

以上、疲れたときに聴きたい歌を紹介しました。

僕は、心を病むくらいだったら無理して頑張らなくてもいいと思っています。

リラックスして明日からも無理しない程度にゆるりと生きていきましょうね～。